『つま先が上がらない』
「そんな。。。つま先が上がらない。。」
今回ご紹介するご相談者様は
15年前、股関節の痛みに悩んで手術を受けた際
医療事故により
脛の腓骨神経が麻痺することでつま先が上げれなくなる『下垂足』になってしまった80代の女性です。
下垂足とは、つま先を持ち上げるための筋肉が麻痺によって動かなくなり、足首から先が力なく垂れ下がってしまう状態で。画像のように常につま先を地面に引っ掛けそうになる、大変ストレスが大きい歩き方になってしまいます。
今回ご相談のお客様も、足首から先を持ち上げることが出来ない状態。
歩くときは下を向き、ご自身のつま先を地面に引っ掛けないように凝視する歩き方になっていました。
「手術前は股関節が痛くても、普通に歩けていたのに・・・」
お客様の生活の質は大きく下がり、「もう二度と普通に歩けない」と大きな絶望が襲います。
常に下を見て歩く姿勢を続けていたことで、背中もずいぶん曲がってしまい、息もしづらく胸が苦しいということでした。
ご家族に連れられ、当院に来院にされたときも、「右足は麻痺してるから」
と何度も言われていて、15年間常につま先を引っ掛けないように、大変なストレスを強いられていたことが伝わってきます。
歩きの整体師は歩行が改善する可能性を見つける。
ご安心ください。麻痺が急に治るわけではありませんが、歩行が改善すればつまづきづらくなり、前を見て歩けるようになりますよ。
ご相談のお客様は重度の下垂足をお持ちでしたが、当院で歩行観察・検査を行った結果。
つま先が上がらない状態を補えるだけの身体機能が残存しており、歩行が回復する可能性がありました。
15年前の完全麻痺を一発で治せるような奇跡や魔法は使えませんが、身体に残った機能を使い、歩き方を改善することで歩行の質をあげることができるかもしれない。お身体の状態を診て確信した中村は女性にそのようにお伝えし、施術の説明を行いました。
「麻痺はもう治らんやろ。ちょっと足のコリがとれたらええわ。と思って諦めてるねん。」
はじめは暗い顔をされていたお客様とご家族様も
「まさかとは思うけど、お願いするわ。」
身体をお任せ頂けることになり、歩きの整体を施術致しました。
つま先が上がらない歩行は、骨盤が動くことで改善するかも。
つま先が上がらないのは腓骨神経麻痺の影響だけではない
歩きの整体では、歩行改善18年の知識と経験から
人の正常歩行は筋肉の作用だけで行われるのではなく。
『骨や靭帯、皮膚等、身体全体が一体となって動くことが大切である。』と考えています。
今回問題となる、歩く時に『つま先を上げる動作』は、麻痺している脛についている筋肉の働きだけではなく、身体の中枢である骨盤から発生する弾むような力が脚に伝わることで、一連の流れとして行われます。
今回はその骨盤の弾むような動きを回復させ、失ってしまったつま先を上げる動作を補うことで歩行改善を図りました。
一度の施術で前を見て歩けるようになった動画
- 骨盤の弾み動作を回復する施術
- 背中を伸ばし重心を安定させる施術
- 拘縮し、柔軟性を失った筋肉への施術
を行うことで、課題であったつま先が上がり、不安なく前を見て歩けるほどに歩行が改善しました。
施術後、初めて歩いていただくと
「歩けてるやん!すごい!!」
と感動され、お客様は地面を噛みしめるように何往復も院内を歩かれていました。
ストレスなく歩くことを諦めている方へ
当サロンはお客様の『歩き方』を整えることで
様々なお身体の問題解決を行っています。
日本人は一日平均6,000歩程度歩くといわれています。
1年間では、なんと200万歩以上にもなります。
…もし、今感じている一歩一歩のストレスが、お身体を整える力に変わるとしたら、、
『あなたの将来の健康状態は、全く違った結果になるのではないか。』と考えています。
歩き方を変え、身体を変え、これからの自分を変えるチャンスはそう多くありません。
ページを閉じて・・・このページの存在を忘れてしまう前に・・・
コメント